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看護師の人手不足の現状と対策

病院や介護施設では高齢化にともない看護師の数が必要とされています。どこの病院や施設でも人員確保が重要です。

高齢化が進んでいるなかで、医療の現場での人手不足が問題視されており、人員不足を解消するための対策の知識を深めることが大切です。

今回は、看護師の人員不足の特徴や課題、これからの対策について解説していきます。


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目次[非表示]

  1. 看護師の人手不足の現状
  2. 看護師の人手不足の原因と特徴
  3. 看護師の人手不足の対策
  4. まとめ


看護師の人手不足の現状

看護師の人手不足は深刻化していると言われています。

看護師の就業者数は150万人以上で、毎年5万人の看護師が就業しています。就業場所は病院、診療所、介護老人福祉施設、訪問看護ステーションなどさまざまですが、半数以上は病院勤務となっています。

看護職員就業数の推移

(引用:厚生労働省│看護職員の現状と推移

看護師の就業者数を見てみると、多く感じる方もいるかもしれませんが、実際多くの現場では人材不足が指摘されています。

他国と日本の看護師数の差は下記のようになっています。

病棟数

(引用:厚生労働省│コメディカル不足に関して


日本の100病床あたりの看護師数は他国に比べて少なく、不足していることがわかります。1病床に対して1人の看護師が見ることができないというのが、現状です。

医療現場は生命に関わることなので、慎重かつ緊張感の多い職場です。

もしも仕事が忙しく余裕のない勤務であれば、患者対応の質の低下を招きます。そのため患者に安全で安心できる医療を提供するために看護師の人手確保が重要なのです。


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看護師の人手不足の原因と特徴

現在、看護師特有の仕事内容の特徴により人手不足が起きています。

ここでは、主な原因について解説していきます。


業務量が多く、責任が重い

看護師の仕事は大きく分けて医師の診療の補助と、患者の日常生活援助のふたつが挙げられます。

医師の診療の補助は、点滴や投薬に関する業務が多く、患者の日常生活に関わる援助にかける時間が限られてしまう傾向にあります。受け持ちの患者にすべての処置を行うには、とても時間がかかります。

看護師の経験年数や能力によっては、その業務を勤務時間内に終わらせることができず、残業が続くことも少なくありません。

看護師の人手不足となると、受け持ち患者の人数が増え、さらに業務量が増えてしまうことにもつながります。

医療現場は生命に関わる責任があるため、仕事には常に緊張感が伴います。

業務量が多く責任が重いということは医療事故への不安にもつながります。そのため看護師が働く環境に不安を感じ、離職する人が増える傾向にあります。



不規則な勤務形態

プライベートとの両立が難しいということも、看護師の人手不足の原因のひとつです。

クリニックや検診センターなど、夜勤が必須でないところもありますが、病院で勤務する看護師の場合のほとんどは夜勤勤務があります。

夜勤帯というのは、必然的に配置される看護師数は少なくなります。夜間は急変や緊急入院の可能性もあり、夜勤帯は休息を取ることができないほど忙しいこともあります。

また、夜勤というのは、通常の生活リズムとは異なる時間帯に勤務することです。疲労や睡眠不足が重なり体調を崩すこともあります。


看護師の人手不足が深刻であれば、休暇をもらうことも難しいでしょう。このような余裕のない勤務が負担となり、医療業界を離職することも多いようです。離職者のなかには、妊娠や子育てをきっかけに夜勤は難しい、仕事とプライベートの両立を大切にしたいと考え、看護師を辞めるケースも高い傾向にあります。


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看護師の人手不足の対策

前述したように、世界水準と比較すると国内の看護師は不足しています。

看護師不足は、医療現場で働くスタッフが一番よく理解しているはずです。看護師をまとめる役割がある看護主任や看護師長の方は人手不足を解消したいと思われていることでしょう。

ここでは、病院で取り組むことができる具体的な対策について紹介していきます。


夜勤手当や残業手当などの充実

一人ひとりの業務負担が大きくても、すぐには人手不足の問題を解消できないという場合もあるでしょう。その場合は、給料や手当を充実させることにより不満の解消につなげる方法もあります。

たとえば昇給する、夜勤手当や残業手当を増やすということです。収入が増えることは給料を受け取ったときに目に見える結果になりますので、看護師のモチベーション向上にもつながります。またほかの病院と比べて給与が高いことは、その病院の大きな魅力にもなります。


看護領域の専門性を生かせる場を作る

人手不足の原因のひとつに、看護領域以外の雑務が多いことも挙げられます。雑務の業務量が多くなり看護師の負担になっていることは、どこの医療現場でも起こりうることです。そのため看護領域の専門性を生かせる職場を目指すと看護師の定着につながります。

医療、看護の世界は常に変化していますので、仕事をしながら常に情報収集、勉強をしなくてはいけません。勉強をする、研修に参加するといったことを繰り返すことで看護の専門性が身につき、スキルアップをすることにもつながります。

たとえば看護師のスキルアップのために研修の参加を推奨したり、医師以外の医療従事者であるコメディカルスタッフを採用したりして、看護師の専門性を重視した業務を与えるとよいでしょう。


従業員(看護師)のライフスタイルに合わせたサポート

核家族化が進んでいる現在、家庭で育児に関わる人が少ないことから、妊娠や出産をすると夜勤が難しくなることがあります。このような場合、家庭に専念するために離職する看護師も少なくないため、病院全体で育児支援をサポートする必要があります。

具体例としては、

  • 勤務形態を見直し、夜勤を免除する
  • 時短勤務を採用する
  • 有給休暇や看護休暇を取りやすい環境にする
  • 院内託児所を設置する

などの方法があります。

病院全体で育児支援に取り組むと、看護師が安心して働ける職場作りにつながります。ライフスタイルが変わっても働き続けることができますので、定着率の向上を目指せることはもちろん、一度離職しても復帰しやすい環境となり人材不足を解消することができるでしょう。


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まとめ

看護師という仕事を想像したときに、人の助けになるすばらしい仕事であると思う反面、大変で忙しそうなイメージがある方は多いのではないでしょうか。

たしかに、看護師は大変な仕事です。

常に緊張感があり、精神的にも、また肉体的にもタフではないと務まりません。

そのため、給与や昇給などで評価したり、専門性を生かせる仕事を与えたりして、働きやすい環境づくりに取り組むことが大切です。

仕事にやりがいを持てる、働きやすい職場環境を整えるなどの対策を実施して、人手不足の解消を目指しましょう。


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