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【採用ターゲット別】アルバイトを効率よく募集する時期を解説

アルバイトの採用活動を行っている企業さまのなかには、「年間を通してアルバイトの求人を募集しても思うように応募がなく、採用がうまくいかない」といったお悩みを抱えている場合もあるのではないでしょうか。

しかし、採用市場は変動するほか、学生や主婦など、求職者の属性によっても行動時期が異なります。

効率的に採用活動を進めるには採用市場の動向を把握したうえで、ターゲットごとに採用しやすい時期を狙って募集を始めることが重要です。そこで本記事では、アルバイトの採用市場、採用ターゲット別の募集タイミングについて解説します。


目次[非表示]

  1. アルバイトの採用市場
  2. 【採用ターゲット別】アルバイトの募集タイミング
  3. 採用活動前には人員の把握が必要
  4. まとめ


アルバイトの採用市場

近年、有効求人倍率が低下傾向にあり、アルバイトの採用市場が“売り手市場”から“買い手市場”へと転換しつつあります。

その背景には、2020年から流行し始めた新型コロナウイルス感染症の存在があると考えられます。

たとえば、2021年9月時点のパートタイムの有効求人倍率は1.15倍。2019年9月時点の1.74倍と比較すると、約0.6ポイント低下している状況です。

採用市場が買い手市場となっている現在、企業としては求職者を募集しやすい状態だといえます。ただし、時期によって求人数や応募数は変化するため、企業・求職者それぞれのニーズが高まる時期について把握しておく必要があります。

出典:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和3年8月分)について』『一般職業紹介状況(令和3年9月分)について


企業の採用ニーズが高まる時期

企業の採用ニーズは欠員が増えたり、人員計画の見直しが行われたりする時期に高まるのが一般的です。そのうち、飲食・サービス業においては、繁忙期となる休暇前に採用ニーズが高まるケースもあります。

また、雇用しているアルバイトが学生の場合、テストや受験前になると勉強のためにアルバイトを「休みたい」「辞めたい」といった人が増えるため、増員募集が必要になることもあります。


▼時期ごとに見る企業の採用ニーズ


2~3月
現在働いている学生が進学・就職によって退職することによる欠員補充
9~10月
年度の下半期に向けた人員計画による増員募集

年末年始

ゴールデンウィーク

お盆

繁忙期や社員の長期休暇による増員募集
テスト・受験前
学業優先による長期休暇・退職に対する増員募集


求職者のニーズが高まる時期

求職者のニーズは前職から退職した際や学校の卒業などのタイミングで高まるのが一般的です。

特に、年度の変わり目は転職や進学によってアルバイトを探す人が増えやすく、長期休暇の前後は学生・フリーターからの応募も見込まれます。


▼時期ごとに見る求職者のニーズ

2~3月
前職の退職者・3月卒業の学生の4月入社に向けた応募やフリーターの転職に向けた応募
5~6月
ゴールデンウィーク後・夏季休暇前の学生アルバイトの応募
9~10月
夏季休暇後の学生アルバイト・主婦の応募



【採用ターゲット別】アルバイトの募集タイミング

求人応募を獲得しやすいタイミングは、学生や主婦など、採用ターゲットによって異なります。

採用効率を高めるためには、ターゲットの属性に合わせて求人募集の時期を設定することがポイントです。ここでは、採用ターゲット別に募集タイミングの目安を紹介します。


高校生

高校生を採用する際は、学生が入学するタイミングに加え、長期休暇の前に募集をかけ始めるのが有効です。


▼高校生の募集タイミング

  • 入学シーズン:2月~3月
  • 夏季休暇前:7月
  • 冬期休暇前:12月上旬
  • ゴールデンウィーク前:4月

高校入学シーズンにあたる3月下旬~4月上旬は、高校生がアルバイト先を探すことが多い時期です。そのため、2~3月に求人募集をスタートすると、新年度からの学生アルバイトを確保しやすくなります。

また、盆商戦やクリスマス商戦などの繁忙期に短期の増員募集を行う際は、長期休暇が始まる前のタイミングで募集をかけるのも有効です。

なお、短期アルバイトが終わった長期休暇明けも、高校生の応募が活発化しやすくなります。長期で働けるアルバイトの採用を狙う場合には、長期休暇の終わりごろに募集をかけ始めるのも有効な手段の一つです。


大学生

大学生を採用する場合は、テスト期間の前後や夏季休暇後のタイミングで募集をかけるのが有効です。


▼大学生の募集タイミング

  • テスト期間前(2学期制の場合):5月中旬~6月末
  • テスト期間後(2学期制の場合):2月下旬~3月
  • 夏季休暇後:9月初旬~10月末

このほか、大学入学前の2月下旬~3月は大学進学を控えた新入学生がアルバイト先を探すことが多い時期です。また、新生活に慣れてくる5月の大型連休明け~6月についても、応募が活発になりやすいタイミングといえます。


主婦層

主婦層からの応募を獲得するには、子どもの入学シーズンを過ぎた後や長期休暇明けのタイミングで求人を出すのが有効です。


▼主婦層の募集タイミング

  • 入学シーズン後:4~5月初旬(大型連休前)
  • 夏季休暇後:9月
  • 冬期休暇後:1月下旬

子育て家庭や共働き家庭の場合、年末年始・大型連休・お盆などの長期休暇には主婦層からの応募が集まりにくくなります。子どもの入学時期や長期休暇と被らないように募集することで応募を獲得しやすくなります。



採用活動前には人員の把握が必要

アルバイトの採用活動を始めるにあたっては、現在の業務やそれに携わる人員数、人員配置などが最適化できているかなどを見直しておくことが重要です。

どの業務・どの時間帯に人員が足りていないかを明確にしておくことで、欠員状況に応じた適正な人数を募集できます。

シフト作成・管理システムの『シフオプ』では、店舗の人件費予算や繁閑を踏まえたシフトの人員調整が可能です。人員が不足している業務・時間帯を可視化して、採用計画に役立てられます。これにより、人員の増減が流動的な店舗であっても、適正に効率的な採用活動を実現できます。

また、欠員状況を把握して採用活動のタイミングを見極めることで、通年採用ではなく、求人募集の時期を限定して採用活動を実施できるようになります。それにより、必要以上に採用コストが発生することを避けられます。



まとめ

アルバイトの採用市場が売り手市場から買い手市場へと転換しつつあることにより、企業にとっては応募者を募りやすい状況といえます。しかし、効率的に採用活動を進めるには応募者を募りやすいタイミングで求人を出すことが重要です。

通年採用活動を行っている場合は、今回紹介したタイミングを参考に高校生や大学生、主婦層など、応募を狙うターゲットに合わせて求人募集のタイミングを見直してみてはいかがでしょうか。

なお、採用活動をスムーズに進めるには、適切な人員調整も欠かせません。『シフオプ』を活用すれば、欠員状況が可視化できるため、必要な業務・時間帯を絞って求人募集をかけられます。採用の効率化やコスト最適化に向けて、シフオプを導入してはいかがでしょうか。

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