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訪問介護員の現状とシフト管理における3つのポイント

現在日本では、介護を必要とする高齢者が増えています。内閣府の『令和3年版高齢社会白書(全体版)』では、65歳以上の要介護、または要支援の認定を受けた人の数人の数は645万人以上となっています。


第1章 高齢化の状況(第2節 2)

画像引用元:内閣府『第1章 高齢化の状況(第2節 2)


一方で、介護業界は慢性的な人材不足が課題となっており、特に訪問介護において深刻化している状況です。また、職員の雇用形態が異なることで、シフト管理が煩雑になりやすい課題もあります。

この記事では、介護業界における訪問介護員の現状とシフト管理のポイントについて解説します。

出典:内閣府『第1章 高齢化の状況(第2節 2)


目次[非表示]

  1. 介護業界における訪問介護員の現状
  2. 訪問介護職におけるシフト管理の3つのポイント
  3. まとめ


介護業界における訪問介護員の現状

介護業界における訪問介護員について、人材不足や雇用形態の現状を一般的な介護職員と比較して解説します。



訪問介護員の不足

訪問介護員の人材不足は、介護職員と比べて深刻な状況となっています。


介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について

画像引用元:厚生労働省『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について


厚生労働省の『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について』によると、訪問介護員の人材不足感が介護職員に比べて強いことが分かります。人材不足の理由としては、訪問介護員・介護職員ともに、採用が困難であることにほか、離職率の高さも挙げられています。

また、訪問介護員は、働き手の高齢化も課題となっています。


	年齢構成.

画像引用元:厚生労働省『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について


同資料によると、60歳以上の介護職員が17.9%であるのに対して、60歳以上の訪問介護員は35.3%でした。また、20〜29歳にいたっては介護職員が11.3%、訪問介護員3.9%となっており、若手の人材不足も深刻です。

訪問介護員の採用が困難な事業所では、限られた人材を有効活用するための適切な人員配置が必要といえます。

出典:厚生労働省『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について


雇用形態の異なる職員が在籍

どのような業界にも、正社員やアルバイトなど、雇用形態の異なる人材が在籍しています。訪問介護員は非正規職員の割合が特に高い傾向にあります。


就業形態

画像引用元:厚生労働省『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について


厚生労働省の『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について』では、2019年度、介護職員の非正規職員の割合が39.8%に対して、訪問介護員の非正規職員の割合は70.0%にのぼります。全体の半数以上が非正規雇用で働いていることが分かります。

出典:厚生労働省『介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について



訪問介護職におけるシフト管理の3つのポイント

非正規職員が多い訪問介護員のシフトを組む際は、希望の出勤時間や負担の偏りがないか配慮しながら、時間外労働・休日出勤をできるだけ発生させないようにすることが大切です。

ここからは、訪問介護職におけるシフト管理のポイントを3つ解説します。


①複数担当制を採用する

訪問介護において、利用者1名に対して担当者を固定するか否かは、訪問介護事業社によって異なります。限られた人材で効率的にシフトを組むためには、複数担当制を導入してシフトを組むことが有効です。

1人での訪問介護は身体的な負担が大きくなるほか、万が一職員と利用者との間にトラブルが発生した場合に発見しにくいという課題があります。

また、担当者が利用者に関わりすぎることで、利用者が担当者に依存してしまうことがあります。利用者が特定の職員に依存してしまうと、職員のストレスになったり、シフトがうまく回らなかったりします。

複数担当制の導入により、訪問介護員と利用者との距離を適切に保つことができるほか、特定の職員だけに負担がかからないようにしたり、急な欠勤に対応したりすることが可能です。

シフトを組む際は、1人の利用者に複数人の職員で担当するように配置して、定期的に担当者の入れ替えを行うことが大切です。


▼シフトの作成例

  • 週1回の利用者:ヘルパーを2人以上にする
  • 週2~3回の利用者:ヘルパーを3人以上にする
  • 週4~7回の利用者:ヘルパーを5人以上にする


②職員の勤務条件やスキルを考慮する

シフトを組む際は、各職員の勤務条件やスキルを考慮したうえで人員配置を考えます。

職員によって出勤できる曜日や時間帯が異なるほか、新人職員とベテラン職員では、スキル・経験値にも差があります。

各職員の勤務条件やスキルを把握したうえで、バランスよく人員を配置することで、円滑な運営やサービス品質の維持につながります。


▼シフトの作成例

  • 新人職員:入社後一定期間はベテラン職員の補佐役として配置する
  • 有資格者:各時間帯・曜日に分散するように配置する


③公平性を心がける

公平性に欠けたシフトは、職員の不満につながりやすくなります。休み希望や連続勤務などのルールを定めて、公平なシフトを作成します。

公平なシフトで働きやすい職場をつくることで、職員の離職を防止できるほか、人材採用にも有利に働くと考えられます。


▼シフト作成のルール例

  • 夜勤は週に○日まで
  • 休みの希望は1ヶ月に○日まで
  • 連続勤務は○日まで



まとめ

訪問介護は一般の介護職に比べて、人材不足や非正規職員の多さなどの課題があります。

また、職員によって雇用形態や勤務時間が異なるため、シフト管理にも労力がかかります。働きやすい職場をつくるためには、各職員の勤務条件やスキルを考慮して、公正でバランスのよいシフトを作成することが大切です。

シフト管理システムの『シフオプ』は、さまざまな勤務形態に対応しているほか、シフト作成に役立つ機能が備わっているため、介護職のシフト管理にも役立ちます。

各時間帯に必要な職員数を基にシフトパターンを定型化することで、シフト作成の効率化を図れます。そのほかにも、売り上げ予算や人件費予算を基に人員を配置する、労務違反リスクのあるシフトにアラートを表示するなど、人件費の最適化や長時間労働の是正につながる機能が備わっています。訪問介護員をはじめとした介護職のシフト管理にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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