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【タクシー運転手編】シフト作成時のポイント・注意点まとめ

タクシー運転手の勤務形態は主に3つに分かれており、勤務時間の上限や休息時間が細かく定められています。複雑になりやすいシフト作成に頭を悩ませるシフト作成・配車係の担当者さまも多いのではないでしょうか。

そこで、今回はタクシー運転手の勤務形態をもとに、シフト作成時の注意点や適切に管理するための方法を解説します。現在シフト管理で悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。


目次[非表示]

  1. タクシー運転手の勤務形態
  2. タクシー運転手の1日のタイムスケジュール
  3. タクシー運転手のシフト管理の注意点
  4. 適切なシフト管理にはシステムの活用が有効
  5. まとめ


タクシー運転手の勤務形態

タクシー運転手には、日勤・夜勤・隔日勤務の3つの勤務形態があります。


日勤

日勤は、朝から夕方にかけて働く勤務形態です。


▼日勤の勤務例


  • 労働時間:8時間
  • 休憩:1時間
  • 乗車時間:朝の7時頃~16時頃
  • 勤務日数:月に22~24日ほど
  • 公休:週に1~2日ほど


乗車前には車両の点検、乗車後には清掃、日報の作成などが必要になるため、残業が発生しやすくなります。


基本的に1日の勤務時間は8時間ですが、9~10時間になることもあります。タクシー会社では日勤と夜勤で交互にシフトを組むのが一般的です。


夜勤

夜勤は、夕方から深夜、早朝にかけて働く勤務形態です。


▼夜勤の勤務例

  • 労働時間:8時間
  • 休憩:1時間
  • 乗車時間:18時頃~深夜2時頃・19時頃~深夜3時頃
  • 勤務日数:月に22~24日ほど
  • 公休:週に1~2日ほど


夜勤は日勤と比べてドライバーが不足しやすくなっています。終電後に帰宅するお客さまを乗せるケースも多いため、昼間よりも運転距離が長くなりやすいのが特徴です。1ヶ月あたりの勤務日数や休みについては、日勤と大きな違いはありません。


深夜割増料金によって売り上げを得やすい反面、夜間の運転で睡眠が不規則になり、健康へ影響を及ぼすこともあります。日勤と夜勤で交互にシフトを組む際にはドライバーの体調管理の面にも配慮が必要です。


隔日勤務

隔日勤務とは、数時間の休憩を挟みながら日勤と夜勤を続けて行う勤務形態です。


▼隔日勤務の勤務例

  • 労働時間:16~18時間
  • 休憩:3時間
  • 乗車時間:昼~夕方まで、深夜~翌日のお昼までなど
  • 勤務日数:月に11~13日ほど
  • 公休:週に1~2日


隔日勤務では、出勤の翌日が“明番”という休みになるため、1~2日おきの勤務になるのが特徴です。


日勤や夜勤と比べて1日あたりの勤務時間が長いため、通常は仮眠を兼ねて3時間の休憩を挟みます。月の出勤数についても11日~13日、日勤や夜勤よりも少なくなります。勤務時間が長くなる分、適切な休憩や勤務時間の管理が求められます。



タクシー運転手の1日のタイムスケジュール

タクシー運転手でよく見られるのが、隔日勤務の体制です。ここでは、隔日勤務の1日の流れをご紹介します。


▼14:00~翌10:00に勤務する場合


スケジュール
業務内容

出社

14:00

  • 点呼
  • アルコール検査
  • 車両点検

出庫

14:30

乗務

休憩(1回目)

20:00

  • 食事
  • 仮眠
  • 燃料補充

業務再開

21:00

乗務

休憩(2回目)

04:00

  • 食事
  • 仮眠

業務再開

06:00

乗務

帰庫

09:30

  • 洗車
  • 日報作成
  • 未収書の処理

退社

10:00


  • アルコール検査
  • 乗務員証の返却


この例では、始業から終業までのタクシードライバーの総勤務時間は20時間です。3時間の休憩を2回に分けて取得しているため、労働時間は17時間となります。


長時間の乗務は心身の疲労が溜まりやすく、注意力や集中力の低下などによって事故のリスクが高まります。安全運転を徹底できるよう、シフト作成の際は適切に休憩を挟み、労働時間と休憩時間のバランスを考慮することが重要です。



タクシー運転手のシフト管理の注意点

タクシー運転手の労働時間について、厚生労働省は一定のルールを定めています。


日勤と夕勤を組み合わせたり、隔日勤務を導入していたりすると、1日あたりの労働時間や休憩時間、休日の管理が難しくなります。労務コンプライアンス違反につながる可能性があるため、以下のような点には注意が必要です。


勤務時間の上限

日勤・夜勤、隔日勤務のそれぞれにおいて、勤務時間の上限が定められています。

勤務時間の定義は、始業から終業までのトータルの時間のことで休憩時間も含まれます。


日勤・夜勤

  • 1日の勤務時間は原則13時間以内
  • 延長する場合でも最大16時間が限度
  • 1ヶ月の勤務時間は299時間が限度​​​​​​​



隔日勤務

  • 2暦日※1の勤務時間は21時間以内
  • 1ヶ月の勤務時間は262時間※2が限度


※1・・・暦日:始業時間から起算して24時間を1暦日と扱う

※2・・・労使協定があれば、1年のうち6ヶ月までは270時間まで延長可能


シフトを作成する際は、上記の勤務時間を超過しないように管理する必要があります。欠員を補充する場合には、その都度勤務時間の上限を超えていないかを確認しながらシフトの調整を行います。


また、清掃や報告書作成などの時間も労働時間として考えるため、業務を切り上げるタイミングを周知しておく、帰庫時刻を定めるといった対応も欠かせません。

出典:厚生労働省『タクシー・ハイヤー運転者の労働時間等の改善のための基準



休息・休日の取得

休息・休日についても、一定のルールに従って取得させる必要があります。

ここでいう休日とは、休息期間+24時間の連続した時間のことを指します。


日勤・夜勤

  • 勤務終了後、継続した8時間以上の休息期間が必要
  • 休日は8時間(休息期間)+24時間=32時間以上の連続した時間が必要
  • 休日労働は2週間に1回までが限度


隔日勤務

  • 勤務終了後、継続した20時間以上の休息期間が必要
  • 休日は20時間(休息期間)+24時間=44時間以上の連続した時間が必要
  • 休日労働は2週間に1回までが限度


勤務終了時間が遅くなった場合は、休息時間を考慮して翌日の出社時刻を遅らせる対応が必要です。


また、隔日勤務を導入している場合は、休息と休日の取扱いにも注意する必要があります。隔日勤務では44時間の以上の連続した時間でなければ休日とみなされないため注意しましょう。

出典:厚生労働省『タクシー・ハイヤー運転者の労働時間等の改善のための基準



適切なシフト管理にはシステムの活用が有効

シフオプ


タクシー運転手のシフト管理を適切に行うには、シフト管理システムの活用が有効です。特に、日勤と夜勤をローテーションする場合や隔日勤務を導入している場合は、勤務時間や休日の管理が複雑になります。


「勤務時間を集計するときに初めて残業や法令違反に気が付いた」といった事態を防ぐため、そして、ドライバーの健康維持や事故のリスクを回避するために、一人ひとりの適切なシフト管理が欠かせません。


シフト作成・管理システムの『シフオプ』は、タクシー運転手のシフトパターンに応じてシフトを作成できます。法令違反のリスクがあるシフトには警告が表示されるため、長時間労働を防ぎ、休息・休日の適切な設定が可能です。



まとめ

タクシー運転手は、日勤・夜勤に加えて、1日を通して働く隔日勤務の3つの勤務形態が一般的です。勤務時間が長くなりやすく、残業が発生することもあります。


タクシー運転手の過労を防ぎ、安全運転を徹底するためには労働時間の法定規則の遵守が不可欠です。


シフオプ』を活用すれば、法令違反が起こる前にシフトの見直しができるため、健全なシフトを作成できます。労働時間や休息時間、休日なども自動計算できるため、人手によるミスも防止できます。


タクシー運転手のシフト管理にお悩みなら、ぜひシフオプの活用をご検討ください。

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