シフト管理ツール10選！クラウドシフト管理ツールのメリットなども解説！

2019-12-09 01:00（更新：2019-11-29 06:52）

企業や店舗における従業員のシフト管理業務は、実際におこなってみると意外と大変で、苦労している方も多いのではないでしょうか。そんなシフト管理を効率よく進めるために、シフト管理ツールを上手に取り入れてみましょう。

この記事では、シフト管理ツールの選び方や、おすすめのツールについて幅広く紹介しています。ぜひ、自社に適したツールを見つける参考にしてください。

そもそもシフト管理ツールとは？

シフト管理ツールとは、従業員のシフト収集やシフト表の作成など、勤怠の管理業務を効率よくおこなえるツールのことを指します。最近では、従業員や管理者がそれぞれインターネットにアクセスしてシフト管理をおこなえる、クラウドシステム管理ツールが主流となっています。

シフト管理ツールは、Webサイトやスマートフォンのアプリを通じてアクセスするため、紙やエクセルで作ったシフト表と異なり、いつでもシフトの確認・管理をおこなうことができます。

クラウドシフト管理ツールのメリット

クラウドシフト管理ツールを導入すれば、シフト管理をより楽に進められます。具体的にクラウドシフト管理ツールを導入すると得られる、2つのメリットを見てみましょう。

・業務効率化・コストの削減

シフト管理ツールを導入すると、今までおこなっていたシフト管理の工程数が大幅に減るため、業務の効率化につながります。たとえば、従業員の希望シフト収集から予算を考えたシフト作成、さらにシフトの変更などをすべて手作業でおこなっていた場合、これらがすべてツールによって自動化されたり、収集から作成までをひとつのツールでできるようになります。

また、作成していたシフト表を削除してしまうなどの人的ミスも防げます。業務の工程数が大幅に減るということは、シフト管理のために割いていた作業時間が大幅に短縮されることにもなります。その結果、シフト管理に関する人件費を削減できるので、クラウドシフト管理ツールを導入することで、コストの削減にもつながるでしょう。

・労働時間が管理できる

シフト管理ツールは、希望シフトの収集やシフト表の作成だけでなく、出退勤などの労働時間も同時に管理ができます。たとえば、タイムカードの打刻による労働時間管理の場合は、一応記録としては残りますが「実際の勤務開始前に打刻してしまう」「打刻してからサービス残業をする」ことも可能なため、労働時間をすべて把握するのは難しくなります。

シフト管理ツールを使えば、従業員の出退勤や休憩、残業や休暇などを一元管理できるため、適切な労働時間の管理が可能です。かねてより残業の多い従業員を把握できたり、正しい労働時間内で勤務しているかを確認できたりと、労働環境の適正化にもシフト管理ツールは役立つのです。

オススメのシフト管理ツール10選

シフト管理ツールをこれから導入したい方のために、おすすめのシフト管理ツールを厳選して紹介します。自社の業務やスタイルに合ったツール探しにお役立てください。

シフオプ

株式会社リクルートジョブズが提供するクラウドシフト管理ツールが「シフオプ」です。小売業や飲食業を始め、シフト管理が必要なあらゆる業種に対応しているのが特徴で、複数店舗間でシフトを共有して管理することも可能です。

また、シフトのデータを取り出し、勤怠管理や給与計算システムへ取り込むこともできるので、シフト管理はもちろん、勤怠管理を一元化し、業務の工数削減や人件費のコストカットにもつなげられます。

初期費用は0円、1ユーザーあたり月額は300円のため、導入コストも低くおさえられます。店舗数やユーザー数の追加制限もないため、小規模の店舗・事務所から、チェーン店・大企業レベルまで幅広く使えるシフト管理ツールです。今後従業員が増え、自社が成長しても継続して利用ができます。

クラウドシフト管理ツール「シフオプ」の詳細はこちらから

ジョブカン

株式会社Donutsが提供するクラウドシフト管理ツールで、使える機能によってプランを選ぶことができます。また、時間帯ごとに人員が不足していないかどうかをチェックできるため、シフト管理だけでなく、適切な人員配置やシフト作成にも役立ちます。

さらに、直近7日間のシフトをLINEからいつでも確認できたり、GPSを使った打刻システムが利用できたりと、従業員のスマートフォンと連動した機能が充実しています。

日本国内だけでなく海外にも対応しているため、海外にある支店や営業所のシフト管理を同時におこないたい場合にも適しています。

初期導入費用は0円で、機能が限定された無料版もリリースされています。維持費は使える機能ごとにプランを選択し、1ユーザーあたり月額0～500円となります。

jinjer勤怠

株式会社ネオキャリアが提供するツールです。クラウドシフト管理ツールとして、初めてPCだけでなくスマートフォンとタブレットの両方に対応した実績を持ちます。最大の特徴は、その使いやすいインターフェイスです。

クラウドシフト管理ツールを初めて使う人や、PC操作が苦手な人でもわかりやすい管理画面のため、ツール操作のための従業員教育の手間が少なく、誰でもすぐに使えます。また、アプリ上からの希望シフト収集や人員不足によるヘルプ申請も可能なため、従業員にとってのメリットも高いツールとなっています。

初期導入費用は100,000円～で、店舗や従業員数によって異なります。維持費は1ユーザーあたり月額300円で、無料トライアルも実施しています。

スマレジ・タイムカード

株式会社スマレジが提供するツールで、タイムカードの打刻機能やシフト管理など、いろいろな機能を合わせたツールになっています。あらかじめ登録している勤務パターンに収集した従業員の希望シフトを組み合わせると、自動でシフト作成ができる特徴があります。1分単位でのシフトや時給の設定、臨時の出勤や給料計算などの勤怠管理機能も充実しています。

また、シフト表や勤務予定が、分かりやすい管理表としてスマートフォンやタブレットから閲覧できるので、管理者も従業員も一目でシフトの情報を把握できます。

初期導入費用は0円で、タイムカード機能のみの無料版もリリースされています。プレミアム版はシフト管理機能と給与計算機能が付属し、月額4,000円です。

Airシフト

株式会社リクルートライフスタイルが提供するツールで、管理画面を直感的に操作できるのが特徴です。シフト管理ツールの導入が初めてでも、誰でも簡単にシフト作成が可能です。

また、シフト表はいつでも確認でき、さらにチャット機能が一体化しているため、従業員や管理者がシフトに関するやりとりを直接おこなうことも可能です。たとえば従業員の急な欠勤などもチャット上で連絡し、その場でシフトを変わってくれる人を探して欠員補充するなどの調整もできます。最低限の人員で運営している飲食店などのシフト管理業務にも適しています。

初期導入費用は0円で、最大2ヶ月は無料体験期間となります。以後は1ユーザーあたり月額100円で利用できます。

CLOUZA

アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供するツールで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどから専用サイトにアクセスして使用できるほか、専用のタイムレコーダーアプリと連動し、従業員の打刻による労働時間管理も簡単におこなえます。

シフトパターンの異なる従業員がいる場合でも、シフト作成機能で簡単にパターンの異なるシフト作成ができます。たとえば日勤と夜勤のある医療機関や、正社員とアルバイト、パートが同じ労働時間で働く24時間営業の店舗などのシフト管理も効率化できるでしょう。主要な給料計算ソフトとも連動しているため、シフトからの給与計算も簡単におこなえます。

初期導入費用は0円で、利用人数は500人までの制限がありますが、1ユーザーあたり月額500円～で利用できます。

follow スマートタッチ

NTTコムウェア株式会社が提供する、クラウド型の勤怠管理システムです。タブレットやスマートフォンにICカードをかざすだけの直感的な操作のみで、勤怠時間の集計を始めとしたシフト管理業務が可能です。また、NTTグループが開発したシステムのため、国内最高レベルのセキュリティの高さをほこります。セキュリティの高さを重視している人にもおすすめです。

「駅すぱあと」と連動しているため出張や旅費精算も簡単におこなえます。質問に答えるだけで簡単に就業規定が作れるなど、勤怠管理だけでなく労務に関する機能も充実しています。

初期費用は0円で、月額は1ユーザーあたり200円～で利用できます。また、60日間の無料お試し期間も提供されています。

R-GROUP

Rグループ株式会社が提供する、打刻システムとシフト作成機能が一体化したツールです。従業員はワンクリックで出退勤の打刻が可能です。なお、打刻時間の修正は管理者のみにしかできないため、従業員による万が一の出退勤時間の改ざんなどもあらかじめ防止できます。

シフト表作成は、まずシフト管理者がシフトパターンを登録し、その後ドラッグ＆ドロップの直感的な操作で作成していきます。そのため色分けされた見やすいシフト表を、誰でも簡単に作れます。また、PCやスマートフォンなどのWebブラウザから、従業員はいつでも自分や同僚のスケジュールをタイムライン形式で確認することも可能です。

初期費用、月額利用料ともに完全無料で、利用人数制限なしのグループウェアとなっています。

TeamSpirit Leaders

株式会社チームスピリットが提供するシフト管理ツールで、ツール名の通り「リーダー」と呼ばれる立場の人の勤怠管理に特化した機能が豊富です。Web上でいつでもシフト作成が可能で、異なるシフトパターンのある従業員が在籍していても、簡単な設定をするだけで複数のシフトパターンの作成ができます。

リアルタイムで日毎や時間毎での人員過不足の集計や管理もできるため、自分が現場を離れている場合でもつねに企業や店舗の人員状態を把握できます。また、Webタイムレコーダーを始め、スマホを使ったモバイル、またはSNSによる打刻も可能なため、労働時間の把握や勤怠管理も効率化ができるでしょう。

初期登録料は150,000円で、利用する人数や機能によって月額利用料は異なるため、都度問い合わせが必要です。

アールシフト

オーエムネットワーク株式会社が提供するシフト管理ツールで、小売業や飲食業、サービス業の店舗におけるシフト管理に特化した機能が特徴です。毎日細かい人員配置や変更が生じやすい店舗型の業務形態に合わせて、日別のシフト表と月間のシフト表が作成できます。

さらに、両方のシフト表は連動しているため、片方に変更を加えると、もう片方も自動的に変更が反映されるようになっています。日別と月間シフトの両方管理する工程が削減できるため、店舗のシフト管理が効率化できるでしょう。また、店舗での作業量や来客数に応じて適切な人員配置ができるMH管理手法を導入しているため、適切な人員割り当ても同時におこなえます。

料金は、店舗数やユーザー数によって異なるため、都度問い合わせが必要です。