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シフト制と固定シフト制の違い。それぞれのメリット・デメリットとは

※2025年5月23日更新

働き方には大きく分けて“シフト制”と“固定シフト制”の2種類あります。日本は労働基準法で一人当たりの労働時間が1週間に40時間までと定められており、その時間内でどのような働き方を採用するかはそれぞれの企業に委ねられています。

企業においては、シフト制と固定シフト制のメリット・デメリットを把握したうえで自社に合った働き方を採用することが欠かせません。

この記事では、シフト制と固定シフト制の概要や違い、メリット・デメリットについて解説します。


目次[非表示]

  1. シフト制と固定シフト制の勤務形態について
  2. シフト制と固定シフト制の違い
  3. シフト制と固定シフト制のメリット・デメリットを比較
  4. 勤務時間の管理には『シフト管理システム』の活用が有効
  5. まとめ


シフト制と固定シフト制の勤務形態について

従業員の勤務形態にはシフト制と固定シフト制があり、どちらを採用しているかによって従業員の働き方に違いが生じます。


シフト制とは

シフト制とは、労働日や労働時間を契約時点では確定的には定めずに、一定期間ごとに作成される勤務シフトによって決定する勤務形態です。

シフト制が採用されている職場の多くは、主に製造、医療・介護、サービス業、飲食業など長時間営業をしている店舗や企業です。また、消防士や警察官といった職種にもシフト制が活用されています。


固定シフト制とは

固定シフト制は勤務先の就業規則により、勤務日や勤務時間、休日が決められている働き方です。例えば、週5日、9〜18時勤務、土日祝日が休日という勤務体制は固定シフト制勤務といえます。

固定シフト制が採用されやすい業種としては、営業事務や一般事務などのオフィスワークが挙げられます。



シフト制と固定シフト制の違い

シフト制と固定シフト制は、さまざまな点で違いがあります。


▼シフト制と固定シフト制の違い

比較項目

シフト制

固定シフト制

就業日時

変動

固定

シフト表の作成

必要

不要

労務管理のしやすさ

しにくい

しやすい

柔軟な対応のしやすさ

しやすい

しにくい


シフト制のほうが担当者の時間や労力がかかりやすい一方で、従業員のシフト希望に合わせた対応や欠勤への対応などは柔軟に行いやすいといえます。



シフト制と固定シフト制のメリット・デメリットを比較

シフト制と固定シフト制にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。自社にあった勤務形態の導入が重要です。


シフト制

シフト制には、柔軟性によるメリットと、シフト作成・労務管理におけるデメリットがあります。


▼シフト制のメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 従業員の希望に合った働き方を実現しやすい
  • 交代勤務による長時間営業が可能になる など
  • シフトの作成に時間と労力がかかる
  • 勤怠管理や給与管理が難しい など


近年では自分のライフスタイルに合わせて都合よく働きたいと考える労働者が増加しています。シフト制を採用することで、自分の都合に合った働き方を求める労働者にも働いてもらいやすくなると考えられます。

一方で、シフトの作成や労務管理に時間と労力がかかることから、効率化するための対策が必要です。


固定シフト制

固定シフト制の場合、従業員の働くタイミングが決まっていることによるメリットとデメリットが生じます。


▼固定シフト制のメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 労務管理がしやすい
  • シフトを作成する必要がない
  • 急な欠勤への対応がしにくい
  • 離職によるほかの従業員の負担が大きくなる など


固定シフト制では、勤怠管理や給与計算などの労務管理をしやすいことが特徴です。毎月の労働時間が決まっていることで、労務管理業務による負担が軽減します。シフトの作成を毎月行う必要もありません。

一方で、職場の従業員全員の勤務時間帯がほとんど同じのため、急な欠勤の際に代わりの従業員が出勤するといったフォローができません。

また、離職などで従業員が減ってしまうと、補充するまで残された従業員が業務を回していく必要があり一人ひとりへの負担も増えやすくなります。



勤務時間の管理には『シフト管理システム』の活用が有効

シフト制を採用する場合、勤務時間の管理や人員配置が煩雑化します。

特に、紙の勤務表や表計算ソフトを用いた管理を行っていると、時間や労力がかかるだけでなく人的ミスも生じやすくなるため、システムを活用した対策が有効です。

シフト管理システムの『シフオプ』では、日別や週別、月別のシフト作成ができるほか、アラート機能によって法律を順守したシフトの作成が簡単に行えます。

加えて、人員配置の可視化、店舗運営アドバイスなど、きめ細かいサポート体制も充実しており、シフト作成の属人化を防げます。



まとめ

この記事では、シフト制と固定シフト制について以下の内容を解説しました。


  • シフト制と固定シフト制の概要
  • シフト制と固定シフト制の違い
  • シフト制と固定シフト制のメリット・デメリット
  • シフト管理システムの活用


人手不足を解決する働き方としてシフト制は有効です。子育てや介護など、個人の事情に合わせて働くタイミングを決められることで、潜在している求職者の掘り起こしになり、より多くの人材を採用できる可能性があります。

一方で、シフト制はシフトの作成や労務管理に時間や労力がかかりやすい勤務形態でもあります。シフト制を取り入れる予定の企業や、シフト制の管理業務に負担を感じている企業においては、シフト管理システムを導入することで、シフト制を効率的に運用しやすくなります。

シフト管理システムの『シフオプ』は、シフトの収集・作成・共有を行えるクラウド型のシステムです。シフトの作成・調整を円滑に行うための豊富な機能が備わっています。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

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